■ シトルリン とは・・
シトルリン(Citrulline)とはアミノ酸の一種で、尿素回路を構成する化合物のひとつである。1930年に日本でスイカの中から発見され、そのラテン語citrullusに因んで名づけられた。動物、特に哺乳類で広く存在する。化学式はC6H13N3O3、IUPAC命名法では2-アミノ-5-(カルバモイルアミノ)ペンタン酸であり分子量は175.2g/mol。CAS登録番号は[372-75-8]である。
ミトコンドリアでオルニチントランスカルバモイラーゼによって触媒される、オルニチンとカルバモイルリン酸の反応でリン酸と共に生成する。またサイトソルでアスパラギン酸、ATPと反応しオルニチンとAMP、ピロリン酸となる。この反応はアルギニノコハク酸シンテターゼによって触媒されるがこの酵素が欠けていると血中にシトルリンが蓄積し、また尿中に排出されるようになってシトルリン血症(シトルリン尿症)を発症する。
■その飲み方は・・・
シトルリンは食品中に含まれていますが、その量は決して多くなく、一般の食品からシトルリンを多く摂取するのはなかなか困難です。そこで、サプリメントやシトルリン配合の食品・飲料などから摂取するのが効果的でしょう。 ほかの薬剤と一緒に飲んでも大丈夫かというと、 現在のところ、薬剤と一緒に服用した場合の有害事象は報告されていませんが、薬を服用している方、医者から指導を受けていらっしゃる方は、まずかかりつけ医にご相談下さい。また子供がシトルリンを摂取してもいいのかというと、 シトルリンはスイカなどの一般の食品にも含まれている成分ですので特に問題はないと考えられますが、成人向けのサプリメントなどはお子様には特におすすめしておりません。